foodcare symposiumフードケアシンポジウム
ABOUTフードケアシンポジウムとは?
フードケアシンポジウムは、全国各地でご活躍されている医療・介護従事者の方より『摂食嚥下へのアプローチ』について「栄養」 「口腔ケア」 「リハビリテーション」の3つの視点から日頃の取組みや臨床事例を講演いただくイベントです。
令和3年の介護報酬改定でも「リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の取組を一体的に運用し、自立支援・重度化防止を効果的に進める観点から見直しを行う」という方針が示され、3つの分野での取組みがより重視されていくと考えております。
各分野の事例が患者・ご利用者さまのQOL向上や医療・介護現場での課題解決に繋がれば幸いです。
LOGOフードケアシンポジウム ロゴ
栄養・口腔ケア・リハビリテーションそして フードケアが1つになり、
医療・介護における「多職種連携」を推進したいという想いを込めました。
院内や地域の枠を超えて、フードケアシンポジウムが 全国各地のつながりのきっかけになれば幸いです。
2023 DIGEST昨年の様子
第2回フードケアシンポジウムの詳細をご覧になりたい方はこちら。
第2回である2023年は「ワタシたち“摂食嚥下”のために『コレ』してます!」をテーマに開催いたしました。
OVERVIEW開催概要
第3回のテーマ
摂食嚥下と日々の「やりくり」
ヒト・モノ・カネ・情報・時間ってどうしてる?
物価高騰・人手不足・働き方改革・診療報酬、介護報酬改定など、医療と介護を取り巻く環境はまさに激変していると考えます。
そんな状況下で患者様・利用者様の「摂食嚥下」とどのように向き合っているのかお伺いいたします。特に多くの方が悩まれるであろう「ヒト・モノ・カネ・情報・時間」を切り口にお話しいただく予定です。
開催日時 | 2024年11月23日(土) 13:30~16:40 |
第一部 | 13:30~16:00 ご講演(6名の先生) |
第二部 | 16:05~16:40 座談会(座長と他6名の先生) |
タイムテーブル | |
開催方法 | オンライン |
参加費用 | 無料 |
定員 | 1,000名 |
オンデマンド配信 | 事前に登録いただいた方には、第一部のみ配信を実施いたします |
座長 | スワローウィッシュクリニック 院長 |
PART 1第一部
栄養
小林 真美 様
- 医療法人泉心会 泉保養院(福島県)
- 管理栄養士
演題
嚥下調整食の見直しで人手不足を解消
当院では5年程前より、嚥下不良・食欲不振の患者様を対象に手作りムース食の提供をしていました。しかし、昨今職員の人手不足が深刻化し、手作りが難しくなってきたため既製品の導入を行うこととしました。様々な製品を検討した結果、栄養補給食品のエプリッチパウチゼリーを採用するにいたりました。今回は導入に至るまでの経緯や課題、変更後のメリット、デメリットなどについて紹介します。
鈴木 奈緒子 様
- 医療法人松田会 松田病院(宮城県)
- 管理栄養士
演題
日々の情報共有と多職種連携で支える当院の栄養ケア
当院は地域包括ケア病棟、急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟を有する地域に根ざした病院です。今年度より本格的に運用を開始したGLIM基準について、運用状況や多職種連携による共有などについても紹介します。また、NSTスタッフを中心としたNSTカンファレンスにとどまらない多職種連携で行っている栄養ケアと摂食嚥下のアプローチについて紹介します。
口腔ケア
辻 恵子 様
- 医療法人相生会 新吉塚病院(福岡県)
- 歯科衛生士
演題
「口腔」を味方につける~今こそ情報共有~
リハ・栄養・口腔の三位一体が求められる今日、連携してケアを行いにくい1つが「口腔」ではないでしょうか。口腔は呼吸や食事の入り口となる臓器です。スムーズな摂食嚥下や身体機能の維持のためにも今こそ歯科との連携を深め「口腔」を強みにしてみませんか?入院中の患者さんの口腔内をアセスメントをもとに当病院の口腔ケアや多職種との情報共有例をご紹介します。
大城 清貴 様
- 合同会社 Comer(沖縄県)
- 摂食・嚥下障害看護認定看護師
演題
効果的・効率的な食支援に必要なこと
合同会社 Comerでは「食の幸せを支える食支援コンサルタント」を行っています。 食支援を実践していると悩みや課題に直面することは少なくありません。現場の食支援向上にはスタッフ教育だけでは不十分であり、使用・提供する物品の整備や多職種連携を円滑にするシステム構築も重要です。つまり、「ヒト」「モノ」「システム」の視点がとても大切であると考えます。口腔ケアにおいても同様だと感じています。 今回はそのように思うに至った日々の活動をご紹介します。
リハビリテーション
小笠原 彩華 様
- 医療法人社団巨樹の会 蒲田リハビリテーション病院(東京都)
- 言語聴覚士
演題
法人内での情報共有
~干渉電流型低周波治療器の活用に向けた取り組み~
当法人は関東に17のグループ病院あり、各病院に言語聴覚士が配属され、それぞれの病院がジェントルスティム🄬を導入しています。しかし活用頻度に差がみられていました。活用状況改善のために法人全体の言語聴覚士で勉強会を実施しています。勉強会は知識の習得のみならず、グループ間のスムーズな情報交換や連携にも役立っています。今回は勉強会の内容、また当院での使用方法も含め紹介します。
源間 隆雄 様
- 医療法人 札幌麻生脳神経外科病院(北海道)
- 言語聴覚士
演題
『リハビリ・栄養・口腔』を意識して
~短期間で成果をあげてより良い環境を作る取り組み~
食支援において口腔ケア・姿勢調整・食形態調整そして、干渉電流型低周波治療器の活用が経口摂取を可能にすると臨床を通じて実感しています。 当院では365日リハを急性期から実践し、今年度はSTを1名増員、ジェントルスティムⓇを増台できました。来年度には更に摂食嚥下に対するニーズが増大する見込みで、STを1名増員する予定です。短期間で成果をあげてリハの収入を上げることで様々なリハビリ機器の導入が可能となり、リハ環境を向上させることができた取り組みを紹介します。
PART 2第二部
座談会
テーマ:『時間・情報』のやりくりどうしてる?
座長 金沢 英哲 先生と、第一部に登壇された先生方によるトークセッションを行います。
多くの方々が抱えているであろう「時間が足りない!」「伝達(教育)が上手くいかない!」の悩みを登壇者と座長の先生方と考えていきます。
座長
スワローウィッシュクリニック 院長
金沢 英哲 先生
演者
第一部に登壇された6名の先生方